秋をお届けにまいりました
ふとした時『こんにちは』と、ほのかな甘い香りが声を掛けてきた。
香りの道を進むと外へと繋がる大きな扉の前にたどり着く。
声の主はどうやら外にいるようだ。
主の正体が気になり、重い鉄の扉をゆっくりと開けた。
その正体がお出迎えをしてくれていた。
目の前には立派な金木犀が一本。
きれいな橙黄色が一斉に花を咲かせ、緑のステージで優雅に踊っていた。
いきなりステージから降りて、今度は風とダンスしながら
観客を招く為に、招待状の香りをまき散らしながら舞い続けるのでした。
大崎荘デイサービスの浴室からいつも見える植木。
何の木だろう?
甘い香りがして金木犀だったんだと知りました。
秋の始まりを届けに来てくれた気がしたので今回この金木犀を紹介していきます。
金木犀の漢字はあまり見慣れませんよね?
名前の由来は樹の皮が動物のサイ(犀)に似ており
木犀となり、花が橙黄色でそれを金と表して『金木犀』になったそうです。
金木犀の香りにはリラックス効果があるそうで、調べると金木犀の花を使い
アロマやお茶を作っている動画などがあり、色々な用途に使われていました。
大崎上島では金木犀の香りがしたら松茸の収穫時期の知らせと聞いたことがあります。
(本当かどうかは分かりませんが・・・)
目立つ花の色や独特香りを出すため、意外なところに金木犀の木があったりするので
お散歩がてら見つけてみてはいかがでしょうか?